※新設された離島留学制度で、広く県内外から応募できます。

 
平成15年度開設「原の辻歴史文化コース」
              (平成15年度学校案内より)



 
    長崎県立壱岐高等学校
    
〒811―5136長崎県壱岐郡郷ノ浦町片原触88
     рO920―47―0081(職員室)
      0920―47―0082(事務室)
     Fax0920―47−0082
     ホームページ
 http://www7.ocn.ne.jp/~ikiko/



1.目標
 
1.原の辻遺跡を通して考古学・歴史学に対する興味関心を高める。

  
国の特別史跡である原の辻遺跡について文献や実地研修を通して深
 く学習します。そして、考古学・歴史学に対する興味関心を高め、将
 来その分野で活躍できる人材を育成します。

2.原の辻遺跡で深く考える力を育成する。

  遺跡の学習を通して学んだことを文章にまとめたり、それを発表、
 討論したりすることで物事を深く考える力を育成します。大学入試で
 は小論文の比重が高まっており、これは考古学だけでなく他の分野へ
 の進学を考える人にとっても大きな力になると考えられます。

2.こんな生徒を求めています

 1.歴史や考古学に興味を持ち、遺跡の発掘や調査活動を体験したい
   人
 2.高校で学ぶ歴史や考古学の基礎を、大学などでさらに発展させた
   い人
 3.専門的学問分野への取り組みを通じて学問一般の学ぶ方法を身に
   つけたい人

3.どんなことを学ぶの?

 
1.考古学入門
    考古学に関する基礎知識を学びます。

 
2.考古学実践
    考古学入門で学んだ知識をもとに、原の辻遺跡で発掘、復元、
   分類作業を行います。

 
3.生活文化史
    遺物の分類方法やその遺物を使った生活史の研究を行います。
   具体的には、古代の赤米を手植えによる田植え、石包丁や石鎌に
   よる収穫などによって再現する体験学習や土器の作成などを行い
   ます。

 
4.文献実務
    学習した内容をパソコンでレポートや報告書にまとめたり、プ
   レゼンテーションソフトを使って文化祭やクラスで発表、討論し
   ます。

 
5.郷土史研究
    壱岐には県内の半数以上の古墳があり、また、昨年の大河ドラ
   マでは元冦襲来の地として放映されました。このように歴史豊か
   な壱岐を通史的に学びます。

 
6.東アジア交流史
    原の辻と深い関係にあった大陸や朝鮮半島とのつながりの中か
   ら、より広い視点で歴史学を学びます。

4.募集人数と選抜方法は?

 1.募集人数 20名程度
        (島内外から応募できます)
 2.選抜方法
   
2月の選考試験(離島留学特別選抜)
    小論文と面接を実施します。

   
3月の一般試験(学力試験)
    (2月の試験で定員を満たさない場合実施)
   普通コースの生徒と同じ試験を実施します。

5.このコースならではの教育活動

  授業以外にも、大学の研究者などを招いての特別講義、韓国や国内
 各地への遺跡視察などこのコースでなければ受けられない教育活動が
 あります。また、部活動では考古学同好会を新たに設置する予定で、
 授業で学習した内容をさらに深めることができます。

6.予想される進学先は?

 
考古学分野の学部・学科
 
上記以外の4年制文系大学
 ※少人数指導によって各生徒の個性・学力を伸ばし、考古学や歴史学
  だけでなく各方面への進学を目指します。


【教育課程】(予定)…1学年

  国語・4  考古学入門・2  公民・2  数学・5 
  理科・2  保体・4  芸術・2  英語・5  家庭・2 
  情報・2  総合学習・1  HR・1
  
(数字は週あたりの授業時間数です)

島外の出身者に対して、ホームステイを斡旋するよう準備が進められています。
 くわしくは、壱岐高校に直接お尋ね下さい。



      
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