日韓国際交流文化祭及び国際交流の歩み


平成9年(1997年)
 石田町部落公民館協議会の5名の代表が、石田町のご理解とご支援により、韓国済
州道(済州島)の視察にゆき、道庁の職員の方から国際観光、国際会議、国際スポーツ
の誘致による島の振興発展、教育文化の充実強化による次の世代の育成に努めること
を目標に全道上げて努力している、との説明をお聞きし、また多くの施設を見学させ
て頂き身にしみてそのことを実感すると共に韓国に対する考えを新たにした。


平成10年(1998年)
 折角視察させていただいたので、何とかして、一番近い外国である「韓国」と国際
交流ができないものかということで「一支国未来塾」を結成、石田町文化協会との提
携のもと芸能文化の国際交流をしてはどうかということになり、韓国の旅行社の尽力
により、韓国国立国樂院内「社団法人国樂振興会」との連絡がとれ、「一支国未来塾」
一行6名がソウル市を訪れ国樂振興会事務局長 柳英淑様ほか幹部の方と会見、平成
11年11月3日石田町において、第1回の「日韓国際交流文化祭」を開催すること
に合意ができる。


平成11年11月3日(1999年)
 長い間続けられてきた石田町の優秀芸術招聘事業の予算を、隔年ごとにこの事業に
振り向けて頂くことになり、当日、韓国より男女25名の方をお招きし、第1回の
「日韓国際交流文化祭」を開催することができ、町民皆さんから大変なご支援をいた
だき感動した。韓国の方々からも、壱岐にきてよかった、心と心のつながりができた
といわれた。


平成12年12月5日(2000年)
 石田町文化協会では、町のご支援をいただき、「壱岐神楽保存会」の6名のご協力
をえて合計25名が、ソウル市に向けて出発、ソウル空港では、日の丸や韓国旗の小
旗を打ち振る多くの方々のお出迎えを戴き一行とても感激する。壱岐からのだし物は
「国指定重要無形民族文化財壱岐神楽」を30分間にわたり上演、韓国の人々にとて
も喜ばれる。


終わりに
 このようにして、平成13年〜平成17年の今日まで毎年交互に訪問し合い、文化
の国際交流をを続けることができました。時には、国と国との間に険悪な空気もあり
ましたが、私達の交流はあくまで民間交流で、心と心のふれあいをもとに、親睦をは
かることで何ら支障なく続けてくることができました。ソウル市の「国立国樂院」の
中にあります文化学院では毎年多くの方々が韓国の伝統芸術を学習されており、12
月初旬国樂院内の大劇場で卒業の発表会が開かれており、壱岐代表もそれに参加させ
て戴いております。また、壱岐に来られた方は文化学院の多くの受講生の中から選り
すぐられた代表の方で、その演技力は素晴らしいものがあります。この催しが長く続
き、両国の親睦融和と文化の発展に大きく貢献することを願っております。


   
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