平成14年度に修学旅行で来島したのは64校、9873人と報じ
られていました。
 船の中などで出会った一般の観光客を含めて、来島の目当てを尋ねて
みますと、「
きれいな海」が第一の答でした。なお、修学旅行生は、
引網・ペーロン・シーカヤック・魚釣り・サイクリング・コンニャ
ク作り・太鼓演奏・農産物販売実習
などの体験学習をされたようです。
 他にもあると思いますので、詳しいことは、観光協会に問い合わせて
ください。

    
壱岐観光協会<Tel092−47−3700>



        
修学旅行生の感想文

   
平成14年6月、壱岐島を訪れた大阪の中学高り送られてきたものです。
    (執筆された生徒のみなさん、担当の先生、ありがとうございます!!)



「空気がさらさらや」

 壱岐に着いて一番にそう思った。大阪のように蒸し暑くなく、冷たすぎ
る事もなかった。私は初めて空気の気持ちよさを味わえてうれしくなり、
早く壱岐の奥へ行きたくなってきた。

 壱岐を思い出して一番に頭に浮かぶのはやっぱり海だ。一日目は曇りだ
ったので、がっかりした。けれど、二日目に浜辺へ行った時感激した。予
想以上の青さと美しさ…。ずっと眺めていても全然飽きない水面の輝きが
印象的だった。こんな海からとれた魚も絶品で、「タイとハマチは歯ごた
えがあるのが美味しくて、イカは透明なほど新鮮やねんで。」と、母が教
えてくれたポイントが全てそろっていた。こんなに食べていいのかなと思
いながらも、パクパク食べて大満足だった。

 ペーロン船や地引網、魚釣りとさまざまな体験をし、たくさんの大切な
思い出作りができて、大変中身の濃い修学旅行になったと思う。これを活
かして学校・地域でもしっかり活用していきたい。出発する前の壱岐のイ
メージは消えて、代わりに「一度はいってみるべきだ」という人に勧めた
い島になった。今度は泳ぎに行きたい。今回、名前も知らなかったこの島
に楽しく学べて本当に良かった。           
  (女子)

    




 「行くの嫌や」と、修学旅行に行くずっと前からお母さんに愚痴ってい
た私だったが、いざ出発!!となった日は、そんな言葉は吹っ飛んでいた
ぐらいすごく楽しい修学旅行だった。

 身大阪から乗った長い長い新幹線の旅は、最高におもしろかった。他の
号車に行って写真を撮ったり、トランプをしていると、普段はあまり食べ
ないお菓子もどんどん食べられてしまう。そんなぐらい楽しい新幹線の熱
気に包まれていると、博多なんてあっという間だった。久しぶりの船で壱
岐の島まで行く間、朝が早すぎたせいか、船に乗ってすぐ寝てしまった。
友達に起されて船から下りると、いつの間にか、今まで降っていた雨がや
み、青空が広がっていた。その時私は、村長さんが歓迎して下さったみた
いに、この島も空もみんなが歓迎してくれているみたいだと思い、とても
うれしく思った瞬間だった。そんな思いで民宿に着くと、そこの人達もみ
なさんいい人ばかりでとてもよかった。ごはんもおいしくて、その後やっ
た花火もとても楽しかった。

 すがすがしい気持ちで起きることができた二日目。この日が一番楽しか
った。特に、ペーロン船が一番心に残っている思い出。みんなが「ピイチ
ク」「ピイチク」とかけ声をかけながら、一生懸命がんばったが二位だっ
た。でも、負けても悔しい気持ちはあまりなかった。それは、みんなでが
んばったので悔いの無いレースが出来たからではないかと思う。もう一つ
バーベキューをしていた時に飛んできた「トンビ」が目に残った。「トン
ビ」なんか初めて見たので、修学旅行の思い出として心に残っている。今
日も楽しい思い出を作って一日を終えることができた。

 「また行きたい」と思える修学旅行でとてもよかったと思う。また、こ
のクラスだったからこそ、いろいろ楽しめたと思うことがたくさんあった。
                           
 (女子)

       
           


 
「壱岐?コンビニとかなさげやし、なんかあるんか?」私は最初、そん
なことを思って旅行の用意をしていた。しかし、当日、早起きして集合、
バス、新幹線、船と乗り継いで着いた壱岐は、私の思惑をとてもよい意味
で裏切った。都会の海より何倍も綺麗なグラデーションの壱岐の海。方言
を使いまくる、ノリの良い民宿のおっちゃんたち。手を振ってくれる地元
の小学生。面白いバスガイドのお姉さん。皆、心から大歓迎してくれて思
わず、「素晴らしいな!感動もんやわ。」と言ってしまうほど良い印象を
持った。

 二日目も感動すること、楽しい事ばかりだった。ペーロン船では、「ピ
―チク ピーチク」の掛け声で必死にこいだ。千賀荘のおっちゃんがハス
キーボイスで励ましてくれたこともあってか、男女混合チームといい勝負
だった。もう体操服がビシャビシャだったけど、逆にスッキリした気分に
なった。地引き網では、上げられた魚が浜辺でハリみたいなものを刺され
ているのを見て、「うおーっ可哀相!」と叫んでしまった。その後は別の
クラスの友達と一緒に遊んでいた。変な想像をしては大爆笑していたので、
周りから見たらヘンだったと思う。そしてバーベキュー。おっちゃんにド
バっと具を入れられて、とにかく頑張って食べた。

 体験は無人島で、蛇ケ谷というところで断崖絶壁を見ては、「ひゃーつ
すっごーつ」と、匍匐前進しながら叫んでいた。もう、最初つまんないと
思っていた自分が阿呆みたいだった。

 帰りは「もう帰っちゃうんか。もっとおりたいわ」と思い始めていた。
でも学校に着くと、「火曜日からまた気合を入れよ!」と決心した。
 旅行は、みんなで行くととても楽しい。修学旅行、無事にみんなで行け
て本当によかった。          
 (女子)

     
      
 

 
修学旅行の行き先は壱岐だと聞いた時、正直あまり気がすすまなかっ
た。いざ行ってみると、海はきれいだし、自然もいっぱいで、島の人も
やさしくて、考えていたより全然いい所だった。印象に残っているのは
海だ。海で地引網をして、とれた魚をすぐにさばいたり、ペーロン船の
競争をしたりした。しかも、その競争では、うちのクラスが優勝して、
本当にうれしかった。でも、一番おもしろかったのは、みんなで海で泳
いだことだ。こんなに大勢で、海で遊んだのは初めてだったから、本当
にいい思い出になった。楽しくて、時間が過ぎるのを忘れてしまうほど
楽しかった修学旅行。また行ってみたいと思った。   
 (男子)