壱岐の神社・4
一の宮 天手長男神社
●『壱岐国神社誌』より
所在地 郷ノ浦町田中触
祭 神 天忍穂耳尊 天手力男命 天鈿女命
・延喜式神明帳登載ノ神社(式内社)、其の数二十四座
・松浦藩主鎮信、延宝4年(1676)、藩ノ国学者橘三喜ヲ遣ハシテ式内
24座ヲ査定セシム。
・一ノ宮天手長男神社ヲ国中総廟トシ、藩主崇敬ノ七社ト均シク、城代
ノ参向ヲ見タリ。
《由緒沿革》
・延喜式内名神大社ニシテ神功皇后三韓征伐ノ御時、皇后親祭ノ由緒アル
神社ナリ。
・当社ハ一国一宮ニシテ従来国中総社ト称シ国中人民一般崇敬ノ神社ナリ。
●「一の宮巡拝」の経過
・橘三喜、1675年(延宝3年)から23年間かけて一宮
巡拝を行い、『一宮巡詣記』(全13巻)を著した。
・1991年(平成3年)7月、一宮を地名とする行政・商工会議所が
「一宮サミット」を開く。これを機に、10月8日、全国の「一の宮」の
宮司の呼びかけで、「全国一の宮会」を結成。
・1997年(平成9年)11月、『全国一の宮御朱印帳』が完成、
「一の宮」社務所に置かれるようになる。
・1999年(平成11年)7月、『一の宮巡拝』会報が社頭で配布されて
一の宮巡拝が宣伝され、以来、御朱印帳を持って巡る人が増える。
※一の宮天手長男神社の位置・電話番号
●郷ノ浦町立柳田小学校の南方・約200b
●рO920−47−5748
(宮司の携帯に接続します)
●壱岐国一の宮天手長男神社へ
「全国一の宮巡拝会」来る!!
◆日時 9月18日(木) 午前10時30分
◆内容 「元寇の役の敵味方鎮魂祭」
谷口正博宮司
・献歌 ・奉納舞
※島興しのイベントとして、9月16日〜18日に
「壱岐国ルネッサンス」の一環として行われました。
※「橘三喜たちばなみつよし」 ⇒橘三喜の父は、平戸七郎宮祠官の
大鳥居刑部(立石刑部橘広貞とも言う)で、平戸に移住す
る前は勝本町立石の熊野神社の祠官でした。
延宝四年十月十三日、橘三喜は祖父・父等六柱の神霊を
立花社として熊野神社の別殿に奉斎しています。
「一の宮巡拝」の創始者とも言える橘三喜の祖霊の眠る
壱岐の天手長男神社への巡拝を「全国一の宮巡拝会」が
企画されたことは大変意義あることだと思います。
橘三喜については、
「壱岐神楽と平戸神楽の由来と沿革」に詳説 ⇒
※「全国一の宮巡拝会」 ⇒
※「一の宮巡拝」 ⇒
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