芦辺町ミレニアム記念事業
今年は西暦二〇〇〇年。ミレニアム(千年紀)の節目の年です。悠久の
歴史の流れにも、人それぞれ特別の感慨をお持ちではないかと存じます。
さて、本記念事業は、
芦辺町主催・県豊かなしまづくり事業 ミュージカル 心を繋ぐ子守り唄心諒尼物語 公演 期日 2000年10月8日6時半開演 場 所 郷ノ浦町文化ホール 心諒尼は壱岐に向かって歩いた 夢の中の子守唄に導かれ 心諒尼は壱岐に向かって歩いた 未だ見ぬ捕らわれの祖父に逢うためにー 日本人の心を謳い上げた 感動のミュージカル! 作・昨曲・演出/高井良純 出演/日本ミュージカル研究会・但馬ミュージカル研究会 平成十一年度文化庁芸術祭参加作品・昨年秋、和田山町をはじめ、関西各地で上演し、好評。 あ ら す じ 時は元文三年(1738年)、兵庫県但馬にあった実話。 当時、天候不順で凶作が続き、農民たちのくらしは困窮 していた。 その上、代官は生野銀山で働く坑夫の食糧を確保するた め、厳しく年貢を取り立て、農民たちを一層苦境に追いや っていた。 これに心を痛めていた小山弥兵衛らは、農民たちの不穏 な動きを鎮めようとするが、怒れる農民たちは、遂に一揆 へと突っ走ってしまう。結局、一揆勢は代官の策略にはま り、弥兵衛らは捕まり、壱岐の島に遠島という無惨な結果 に終わる。 島流しとなった弥兵衛は、遠く離れた家族のことを案じ ながらも、壱岐においては島民のためによく働き島の発展 に尽くす。 一方、弥兵衛の孫娘は、両親から歌いつがれた子守唄を きずなに、尼(心諒尼)となって壱岐に渡り、おじいさん を慰めたいと一人旅を決意する。当時は罪人を訪ねること は御法度(禁制)、また、尼といえども女の一人旅も危 険。そこで男僧の姿で出発する。 旅はいろいろな困難と遭遇し、やっと博多までたどりつ くが玄海灘を前に力尽き倒れてしまう。 その時、おじいさんに会いたいという心諒尼の必死の思 いが天に通じたのか、僧たちの荘厳な般若心経の読経に導 かれて壱岐の島に渡ることができた。 思いがけない孫娘の出現に喜ぶ弥兵衛。 二人の歌う三代の心を繋ぐ子守唄は壱岐の島にこだます る。 |
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