芦辺町・和田山町交流事業２
「法宝寺の楠の曾孫生」記念植樹 第一次植樹
箱崎小学校の校庭へ 2000年10月８日（日）
心諒尼が持ち帰った楠の苗木が、現在、和田山町の法宝寺の境内で大木
に成っています。
ミュージカルの公演を記念し、友好交流事業の一環として、この楠の曾
孫生（ひこばえ・木の根元や切り株から新しく芽が生えること、その芽や若木）を和田山町
から芦辺町に寄贈されました。
そこで、小山弥兵衛があずけられていた暦応寺や墓地の近くの箱崎小学
校の校庭に植え、小山弥兵衛や心諒尼を偲び、その遺徳を顕彰することに
なったものです。
なお、芦辺町と和田山町及び箱崎小学校（平田廣校長）と小山弥兵衛の
故郷である野村地区を校区にもつ東河とが小学校（岩本利幸校長）との友
好のシンボルにしようとするものです。
先ず、午前１１時半から箱崎小学校体育館で記念樹の贈呈式が行われま
した。この贈呈式には、箱崎小学校の子ども達をはじめ、和田山町から文
化会館館長・東河小学校長・野村区長・水月院庵主・小山家の当主・及び
一族の方達、１６名が参列され、地元からは芦辺町役場・教育委員会・学
校・ＰＴＡの関係者や住民有志などが出席されました。
出席された和田山町関係者
記念樹の贈呈の後、子ども達に野村区長さんから裏山でとれたもの（中
身は、後でと言われ、不明）と東河小学校の校長先生からは東河小のホー
ムページを印刷した冊子が贈られました。
左より東小校長・野村区長・箱小校長
贈呈式の後、校舎前の校庭に記念植樹が行われました。（曾孫生といって
も、大きく、丈は５メートル程あります。）
左より野村区長・箱小校長・東小校長
記念植樹児童代表あいさつ
和田山町のみなさん、ようこそ壱岐へ。そして、ようこそ箱崎小学校へ
いらっしゃいました。
わたしたちが住むこの壱岐の島は、古い歴史のある島です。１８００年
以上も前に書かれた中国の本『魏志倭人伝』にも紹介されているほどの歴
史をもっています。この長い歴史の中に、みなさんの和田山町にゆかりが
ある小山弥兵衛さんもいます。
６年生では、江戸時代の歴史の勉強の中で小山弥兵衛さんを知りまし
た。この箱崎小学校区を中心に様々な活躍をされたことを学びました。そ
して、箱崎本村触にあるお墓も見に行きました。
その弥兵衛さんがくらしていた和田山町の方々と今こうしてお会いして
いるのが、なんだか不思議な感じがします。
今日は、弥兵衛さんがされたように、クスノキを植えられると聞きまし
た。そのクスノキをわたしたち箱崎小学校のみんなで守り育てながら、弥
兵衛さんの勇気と思いやりを受け継いでいきたいと思います。
児童代表 6年 吉 木 健 悟
和田山町立東河小学校
⇒ホームページ
「法宝寺の楠の曾孫生」記念植樹 第２次植樹
箱崎小学校校庭へ 2002年3月４日（月）
一昨年、植樹された苗木が枯死したために、和田山町より、足立直義
氏他２名の方が箱崎小学校（松崎妙子校長）へ再度持参され、記念植樹が
行われました。
和田山町の足立直義氏の挨拶
６年生代表のお礼の言葉
地元の日高啓氏の指導の下に、子供の手で植え込み
植樹終了後、子供たちと記念撮影（前列右より和田山町の藤原政司氏
・垣尾義和氏 左端は弥兵衛の墓地を守られている平尾明丈氏、後方は日高啓氏）
和田山町のみなさん。
ようこそ壱岐へ。
ようこそ箱崎へ。
みなさんにとっては、和田山町にゆかりのある「小山弥兵衛」さんが
過ごされていた所へ来られたわけですから、「第２のふるさと」と言っ
てもいいかもしれませんね。
わたしたちは、おととし、みなさんが箱崎小学校へいらっしゃった
り、ミュージカルをみたりしたことで、和田山町と箱崎とのつながりを
くわしく知りました。遠い兵庫県の和田山町と壱岐の箱崎とがつながっ
ていることをふしぎに感じたのを覚えています。そして、今年も遠くか
ら来ていただき、ありがとうございました。和田山のみなさんが、こん
なにまで壱岐のことを、そして箱崎のことを思っていらっしゃることを
知り、あらためてうれしく思います。
また、持って来ていただいた楠の木の苗木は、全校のみんなで大切に
育てていきたいと思います。
今年もいろいろな話を聞かせてください。よろしくお願いします。
児童代表 ６年 石橋 尚 紘
門永 千賀子
芦辺町・和田山町交流事業（トップ）
●芦辺町・和田山町交流事業の主旨・内容
●「野村の歴史・野村の昔と心諒尼」
●「流人小山弥兵衛の墓と その末裔たちとの出会い」
●交流事業１ ミュージカル「心を繋ぐ子守唄」公演
●交流事業３ 芦辺町議員団 和田山町訪問
