芦辺町・和田山町交流事業1
     
 平成12年度 長崎県豊かなしまづくり事業
   
ミュージカル心を繋ぐ子守唄―心諒尼物語」公演
                      
 2000年10月8日(日)


川口竜也氏(小山弥兵衛役)と高井さや花さん(心諒尼役)を出迎える芦辺町関係者

 6日に劇団員の一行約60人の方たちが來島し、直ちに箱崎に移動して、
弥兵衛の墓に参り、墓前でミュージカルの主題歌を唄い、弥兵衛の霊を慰
められました。


 
中央は高井良純氏(JTA主宰)・その右は柴田東一郎氏(原作者)


         墓前の
川口竜也氏(小山弥兵衛役)


  
弥兵衛の墓守をされている平尾明丈様宅て゛ 団員一同

 翌7日には、和田山町から
小山恒一町長はじめ、17人が来訪され、
墓参の後、弥兵衛の過去台帳がある長徳寺で追善法要が行われました。

中央は右より、小山恒一和田山町長・水月院庵主・小山家当主氏・大皿川惠芦辺町長


       追善法要(嘆佛供養・於長徳寺)

 公演は8日に、郷ノ浦町壱岐文化ホールで行われました。
 午後1時半より、芦辺町内の小学2年生〜中学3年生約900人を対象
に、続いて、午後6時半からは、島内一般を対象におこなわれ、その鍛え
抜かれた迫力ある演技に、子ども達や観客は深い感銘を受けました。ある
学校関係者は、「芦辺町外の子供達にも見せたかった。」、又、一般の人
達の中には、「このミュージカルは壱岐の島の出来事として表現されてい
るので、壱岐全体で取り組んだらよいのではないか。」という声も聞かれ
ました。なお、この公演には、芦辺町内の9人の和尚さん達が特別出演さ
れました。

男性団員の熱演(江戸時代に盛んだった捕鯨を表現・鯨がワニに追われて
湾の中に隠れたという伝説があり,
鯨伏いさふしという地名が存在しています。)
 
 ミュージカルに特別出演された原作者の和田山町立郷土歴史館長の柴田
東一郎
先生を紹介してもらいましたので、本を書かれた動機を尋ねました
ところ、「
子供達に小山弥兵衛や心諒尼のことを教えたくて、最初、絵本
を作った
のが始まりで、後、詳しい本を出して欲しいという要望があり、
執筆したとのことでした。
 芦辺町の布川昌敏総務課長は、この本を芦辺町に貰っているので、記念
に郡内の学校に寄贈したいと思っていると話されました。



          
小・中学生の感想文
 
 私は心諒尼というあまさんが、おじいさんのやひょうえさんをたずね
て、ひょうご県から壱岐に来たところが一番心に残りました。おじいさん
をたずねて、たくさんの苦労をしながら、たった一人で壱岐まで来るなん
て、とてもすごいと思います。
 私はミュージカルを見たのは初めてで、最初は、どういうお話かわから
なかったけど、歌う声がすごく大きくて、体全体を使ってひょうげんして
いたので、見やすかったしお話にひきこまれました。

     芦辺町立那賀小学校   4年   
長 岡 里 奈
 

 今回、「舞台が芦辺町」ということで、ミュージカルを観ました。
今まで、この様な文化に触れる機会が少なく、その内容の深さや迫力
に圧倒されてしまいました。あんなに大きな舞台なのに、演技してい
る一人一人がとても大きく見えて、その世界に引き込まれていくよう
でした。
 内容がよく聞きとれずに見ていた私達も、「ようできちょる。」と
いう壱州弁が出てきた時には、やっと、この話が実話だということが
実感できました。 私達にとっては難しいものだったけれど、とても
いい経験になりました。

   芦辺町立田河中学校 3年   
西原郁恵  松野明日香



        
劇団員の方からの便り

●「遠い壱岐と但馬の私たちが、このような形で公演を行うことがで
きましたこと、未だに興奮しています。
 いつもの公演とは違い、自分自身が楽しく演じることができまし
た。
 温かく迎えてくださった壱岐の島の方々にも心が和み、長旅の疲れ
もなんのその。集中して演じることができました。
 地元の出演してくださったお坊様に、主役をさらわれてしまったよ
うな感動を覚え、気さくなお人柄に惹かれました。今回に限らず、末
永く交流が続いていきますように。」

●「この度の壱岐公演では大変お世話になりました。劇団員一同、心
から壱岐の皆様に感謝しています。
 和田山町にお越しいただけることを、心よりお待ちしています。」

●「先日は、本当に有難うございました。壱岐の公演が成功におわ
り、皆心より喜んでいます。
 主役の川口竜也さんなど、終演後号泣しておりました。弥兵衛さん
が、乗り移ったような演技でした。数々の舞台を踏んでいる人も、あ
んな感動的な舞台は、そうそうあるものではありません。やはり、当
地で演じるということは、何か、不思議な力で動かされているようで
す。
 心の温かい人々が多いことも感じられました。
 ミュージカルというのは、大変、お金のかかるわりには一般的でな
く、見てもらうまでは、どう説明してよいのか、分かりにくいジャン
ルのものですが、お客様の素直な反応には皆驚きでした。なかなか、
あのような素直な反応は、していただけないのが現状です。
 お坊様達は、本当に愉快でした。よろしく、お伝え下さい。」


遥かなり壱岐 流人小山弥兵衛と心諒尼の物語
                   (2000年9月刊・223P)
       
著者 柴 田  東 一 郎
      兵庫県朝来郡和田山町宮田5
        п@0796-73-2188
       E-mail toichiro@skyblue.ocn.ne.jp

和田山町立郷土歴史館(郷土文化財館・歴史民俗資料館・古墳館)
         〒669-5232 兵庫県朝來郡和田山町寺内123 
         пiFax)0796-75-2928
和田山町
ホームページ

但馬ミュージカル研究会(劇団TMA)
ホームページ
  〒668‐0044 豊岡市山王町11‐28
  TEL/Fax0796‐22‐1239
・兵庫県豊岡市(所在地)を中心とする但馬地区の一般市民
        
(顧問 但馬1市18町の市町長)
・講師⇒高井良純氏(日本ミュージカル研究会JMA主宰・作・作曲・演出
              
・但馬ミュージカル研究会芸術監督)
           以下
劇団JMAのプロ・メンバー
・「財団法人 
あしたの日本を創る協会(ふるさとづくり
       活動ネットワーク⇒
ホームページ)」の登録集団
     (壱岐の例⇒芦辺浦コスモス会 壱岐の島新春マラソン実行委員会)

日本ミュージカル研究会(劇団JMA)
・主宰 高井良純氏  1969年創立
・日本の国民歌劇、日本の国民ミュージカル創りを目指す。
・劇団事務所 〒651-1413 西宮市北六甲台4-15-6
       
TEL078-903-3938/Fax078-903-3960
劇団JMA発売のCD
 ・「心を繋ぐ子守唄」
 ・「じろはったん」
(戦中・戦後の庶民の生活を描き、戦争の非人間性を強
             く訴えたミュージカル)
 
上記のCDを購入されたい方に! TMAでも世話をして下さるそうです。
 

平成13年度の新作ミュージカルの紹介
 
ホームページ   (TMA 劇団報第14号より)
       ミュージカル・ファンタジー
      
こうのとりが飛ぶとき
    
初演豊岡市制50周年記念事業

 
兵庫県と豊岡市は、コウノトリの保護・増殖そして野生化へ取り組
んできましたが、今こそ人間と自然の共生を真剣に考えるべき時代と
いわなければなりません。但馬の大空に再びコウノトリが飛ぶ時、そ
れこそ、新世紀の可能性を予感させるファンタスティックな事件では
ないでしょうか。
 但馬で育ってきたミュージカルの記念碑的作品に、どうぞご期待く
ださい。

■上演
 日時:平成13年2月24日・25日 
 会場:豊岡市民会館文化ホール
■脚本・作詩・作曲・演出
 高井良純(日本ミュージカル・劇団JM主宰)
■出演
 一般公募によるキャスト、日本ミュージカル研究会(劇団JMA)
 但馬ミュージカル研究会
■主催
 ミュージカル「こうのとりが飛ぶとき」制作・上演実行委員会
 豊岡市 兵庫県
 
    
〔壱岐からも、応援しています!!〕

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芦辺町・和田山町交流事業の主旨・内容

「野村の歴史・野村の昔と心諒尼」

「流人小山弥兵衛の墓と その末裔たちとの出会い」

交流事業2 法宝寺の「楠の曾孫生」の記念植樹

交流事業3 芦辺町議員団 和田山町訪問