統計は、長崎県壱岐支庁発行(平成14年8月)の『壱岐島勢要覧』より
転載しました。
(02.9.13)

       壱岐の概観 3


●地勢

1.面積  約138平方キロメートル(本県約4,092平方キロメートル)
2.幅   東西約15q、南北約17q
3.高さ  約213の「岳の辻」が最高峰
4.海岸線 約191q(属島を含む)

土地利用状況(12年)耕地29% 森林35% その他36%

   
対馬   2    89    9)
   五島    9   70    21)
   (
    13    60   27)

人 口  33,790人 (平成14年3月末現在・住民基本台帳)
                   (対馬42,231人 平成12年10月1日国勢調査)

●産業構造        第1次   第2次   第3次
     
55国調      47.7      13.5    38.5
     
60国調      42.6      15.0    42.3
      
国調      37.0      18.2    44.8
      
国調      31.4      19.7    48.9
     
12国調      26.8      21.0    52.2

      【 農         業 

(1)農家戸数 専業  第1種兼業  第2種兼業   総数
    
60年  734   1,135      2,138    4,007
     
年  663    739      2,197    3,598
     
年  588    662      2,158    3,368
    
12年  450    378      1,759    3,153

    ※
専業・・兼業従事者が一人もない農家
      
第一種・・自家農業を主とする兼業農家
      
第二種・・自家農業を従とする兼業農家

(2)農家人口      就業人口
    
60年       6,708
     
年       6,147
     
年       4,805
    
12年       4,185

(2)        生産量       生産額百万円
    
60年      7,020          2,189  
     
年      7,590          2,079
     
年      8,270          2,250
     
年      6,720          1,730
    
10年      6,440          1,710
    
11年      6,260          1,610
    
12年      6,470          1,660

(3)葉たばこ      生産量       生産額百万円
    
60年       708            1,321
     
年       535             997
     
年       420             820
     
年       365             770
    
10年       325             650
    
11年       387             790
    
12年       406              848

(4)メロン      生産量       生産額百万円
    60年        107            69
     
年        528            183
     
年        372            158
     
年        355            130
    
10年        315            120
    
11年        281            110
    
12年        270            97

(5)肉用牛     飼育頭数       生産額百万円
    60年       13,428            2,215
     
年       13,013            2,881
    
10年       11,617            2,080
    
11年       11,513            2,030
    
12年       11,736            2,140
    
13年       11,887
    
14年       12,091

※平成12年の農業粗生産高は、約59.6億円である。このうち主なもの
 は、米17億円、肉用牛21億円、葉たばこ8億円で、この他イチゴ、
 メロンなどの特産品がある。米は1,424haが栽培され、品種構成は
 コシヒカリ(48.6%)、ヒノヒカリ(36.2%)、あさひの夢(12.6%) が生産さ
 れている。葉たばこは良質の第一黄色種バージニアが生産され てお
 り、昭和42年をピークに年々減少していたが、ここ数年漸増傾向にある。
 肉用牛は、繁殖用として、6,974頭、肥育用として1,344頭、販売用子牛が
 3,771、種雄牛が2頭飼育されている。(H.14.4.1現在) 

(7)農地整備状況   面積ha   整備済面積ha  整備率
               2,518       1,849       73
     
          1,585         39       2
    
 計          4,103       1,888       46 

         
  ※水田、畑面積は耕地面積(平成12年度末)

       【 水   産   業 】

(1)組合員数      人数
    60
年      4,259
     2
年      4,226
    10
年      4,204
    11
年      4,141
    
12年      4,096

(2)漁業生産量
    
  60年      14,313
     
年      18,177
    
10年      11,957
    
11年      10,199
    
12年      11,623

(3)類別漁獲量t 魚類 貝類水産動物 海藻類 養殖業 合計
    
60年   4,640   8,088   1,106   479  14,313
     
年   3,828   13,072    767   510  18,177
    
10年   2,739   7,335    521   1,354  11,957
    
11年   2,552   6,280    454   914  10,199
    
12年    3,471   6,859    366   924   11,623

          
ブリ(魚類)  イカ類(貝類)  ウニ(貝類)
    60
年   1,071      7,004     829 
     2
年   1,861      12,212     599
    
10    532      6,324      521
    
11年    567      5,502      454
    
12年    949       6,252      252

※漁業総生産額は平成2年の150億円をピークに減少し、12年の漁業
 総生産額は90億円であった。
 近年、資源の減少、魚価低迷などにより漁業経営を取り巻く環境は厳
 しい。


      
【 商    工    業】

(1)焼酎の出荷量キロリットル
    
60年度   1,904     年度   1,334
     
年度   1,268     年度   1,243
    
10年度   1,300    11年度   1,419
    
12年度   1,500    13年度   1,639

(2)うに加工販売額百万円
    
60年度     862     年度   2,493
    
年度    2,700     年度   1,970
    
10年度   1,970    11年度   1,150
    
12年度   1,121     13年度   1,067

※壱岐の製造業(従業員4人以上)は、壱岐焼酎、うに加工業、中小造
 船業などを中心に12年度は企業数68、製造品出荷額約79億円で
 ある。商業は、9年は商店数734店、年間販売額約497億円であ
 る。壱岐の経済は、日本の経済全体の景気が低迷してきているのに合
 わせるように、全体としては鈍化している。


        
【 観     光 】

(1)観光客千人    実数              実数
    
60年     177       年    225
     
年     246       年    248
     
年     259       年    272
     
年     260      10年    272
    
11年     262      12年    268
    
13年     283
(2)観光消費額百万円
    
60年    8,019      年   11,919
     
年   14,325      年   14,88
     
年   15,697      年   15,832
     
年   14,602     10年   15,150
    
11年   14,567     12年   13,759
    
13年   13,988



      
【 離 島 振 興 事 業 】
(1)総事業費の状況(昭和28年度〜平成14年度)百万円

  
港湾58,388(22.7%) 水産基盤56,511(22.7%) 
  
農業基盤51,034(19.9%) 道路33,095(12.9%) 
  
その他57,654(22.5%) 総事業費256,682(100%)

  
※昭和28年度〜平成12年度は実績額。平成13、14年度は内示額。
  ※道路は街路も含む。
(2)も同じ。

(2)平成13年度事業費(当初内示)の状況 百万円

  漁港2,712(32.0%) 道路1,318(15.5%) 
  
港湾1,059(12.5%)  農業基盤927(10.9%)
  
その他2,463(29.1%) 総事業費8,479(100%)

  
昭和28年度から平成13年度まで、約2,490億円の離島振興
   事業が見込みで、平成13年度(当初内示)は約85億円と年々減っ
   ている。内訳では、従来は農業基盤整備事業、漁港・港湾事業が
   大きなウエイトを占めていたが13年度は農業基盤整備の割合が大
   きく減り、漁港の割合が増えている。また、下水道、水道施設、
   廃棄物などの生活環境整備の割合が徐々に増えている。

(3)
平成14年度事業費(当初内示)の状況百万円

  
水産基盤1,806(24.0%) 道路1,506(20.0%)
  
港湾895(11.9%)    農業基盤1,195(15.8%)
  
その他2,135(28.3%)   総事業費7,537(100%)

  ※
昭和28年度から平成14年度まで、約2,567億円の離島
  振興事業が行われる見込みで、平成14年度(当初内示)は約75
  億円と年々減っているる内訳では、従来は農業基盤整備事業、漁業
  ・港湾事業が大きなウエイトを占めていたが、14年度は漁港・港
  湾の割合が大きく減り、農業基盤整備・道路の割合が増えている。
  また、下水道、水道施設、廃棄物などの生活環境整備の割合が徐々
  に増えている。


      
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