国分〜亀石周辺 5 

掛木古墳
(勝本町布気触)

 

 「古民家園」の隣りにあり、直径約20mの円墳です。
 石室は、前室・中室・玄室からなっており、全長約13mです。玄室
には
家形石棺があり、長崎県ではここだけしかないということです。
 屋根形をした蓋石は半分以上欠けています。棺の長さは約2m、巾が
約1mぐらいで、くりぬきは浅い感じです。出土品は、土器、銅鏡片、金
環、鉄製品などです。

 平成14年8月、大阪市で同好会の「歴史倶楽部」を主宰されている
井上修一さんが壱岐を探訪されました。その時、この古墳の巨石を見ら
れて、大変驚かれ、

「
デカイ。ほんとにデカイ。飛鳥の石舞台古墳の天井石より、こっちの
方がデカイ。あまりの大きさにあっけにとられる。
 それに、石室が3つに分かれているのもはっきりわかる。デカイ岩で
前室・中室・玄室が、それぞれ仕切られている。
 こんなのは近畿地方でもあまり例が無いような気がする。何だろうか、
これは。こんなデカイ古墳を作れる権力が壱岐の島にあったのだ。大和
朝廷との関係は、どうなるのだろうか。
」

と、井上さんのホームページ「邪馬台国研究」に
(リンク集で紹介)載せて
おられます。

 このような巨石古墳は、鬼の窟古墳、兵瀬古墳、双六古墳、笹塚古墳
などがありますが、壱岐の者には灯台下暗しで、古墳とは、この程度の
規模のものと思っていましたので、参考になりました。

百合畑古墳群
(勝本町百合畑触)

 壱岐の島の中央部に集中する古墳91基のうちの20基が百合畑古墳群
で、
島内に10基ある前方後円墳の半数の5基が百合畑古墳群にあります。
 その中に、「
百合畑古墳園」があり、ここに前方後円墳など6基が見
られます。

古民家園
(勝本町布気触)

 「古民家園」は、18世紀江戸時代中期の様式を持つオモヤを中心に、壱
岐の百姓武家の建物が復元されたものです。

 左から、
ウシノマヤ(牛舎のこと。たんに「マヤ」ともいう。)、ホン
マヤ
(農家の物置庫、「ものおき」ともいう。)、オモヤ(母屋。家長を
はじめ、付随家族一同の住家。「
ほんや」「ほんけ」ともいう。)インキ
ョ
(隠居。家督を相続人に譲り渡した老人の住い屋。)です。

 
現在でも、この用語は使われており、敷地に余裕のある農家などは、ほ
とんど「隠居」を造っています。


 
「マヤ」というのは「馬屋」であったろうと思います。現在、壱岐の農
家では牛の飼育が中心で、馬は見かけません。

 「ホンマヤ」は、馬の大事な道具などを入れておく物置で、「本馬屋」
と言ったのではないでしょうか。

 
壱岐の農家の特色は、平戸藩の「地割制度」の名残りで、「散村形態」
をとり、前畑(家の前に各戸必ず一枚の大きな畑を持つ。「
なぶたけ」、」
ともいう。農家の財産の最後の砦のようなもので、農家が没落するような
時、「マエバツケを失う」と表現する人もいます。菜畑か。
「
なうたけ」。「まえばつけ」。「まえはた

 第二の特色は、「セドンヤマ」(家の背後の山)があります。屋敷森で、
防風林の役目をしています。「
セド」は背土、背戸。「ン」は、「の」で
す。

「
カラカミ遺跡」「串山ミルメ遺跡」の出土品が展示されています。

壱岐風民の郷 (かざたみのさと)
(勝本町布気触)

(風民の郷のパンフレットより)
 「壱岐風民の郷」は、「風土記の丘」の北方、徒歩約5分の所にあり
ます。

   (風民の郷パンフレットより)

 ここには、「ふれあい広場」・「風力発電施設」・「学童体験農園」
・「
サイクリングロード」・「農林漁業実習館」などがあります。

 実習館には、調理実習室・体験実習室(竹細工・ワラ細工・凧作り)
・
食堂(軽食・喫茶)などがあり、緑に囲まれた芝生広場の中央にオラ
ンダ型風車があり、施設内の外灯・揚水ポンプ用に未来型のクリーンな
エネルギーを与えています。

 平成10年5月31日に、「親と子 新緑のつどい」が行われ、各町
の小学生の手によって、
町木と壱岐山桜等が植えられました。

 郷ノ浦町・マキ 石田町・クロマツ 芦辺町・ヒノキ 勝本町・椿 
です。


     
(2000年3月撮影)

 大清水池に釣に来た少年二人と会いました。
 何処から来たのか、何が釣れるかと尋ねますと「勝本から来ました。
ブラックバスと鯉です。」とさわやかな声が返ってきました。
 大変感じの良い少年達でしたので、皆さんに紹介します。 この春、
高校一年になるそうです。

 大清水池の周回道路は1700mあり、目に優しい緑色のアスファルトや
コンクリート製ながら周囲の木の幹に模した色・形をした柵などで整備
されている道路上を、森林浴をしながらのサイクリング・ウォーキング
は爽快感十分です。

 
体験実習館長の堂知闊(どうちひろし)さんは、「みなさん、
大いに利用してください。お待ちしています。」といわれました。

風民の郷管理事務所
  �рO9204−3−0491
  
FAX09204−2−1116(勝本町役場)
   長崎県壱岐郡勝本町布気触288番1


 
「国分〜亀石・風土記の丘〜風民の郷」は、周辺の史蹟を探訪しな
がら散策をされるのには、
最適のコースと思います。


     
      国分・亀石周辺探訪

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